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小さなネトゲで前代未聞の行動をとった話
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1400210392/

最初の頃は、メンバー集めが楽しくて仕方なかった。
ほかの同盟を侵略するためにこつこつメンバーを集めていた俺は、いつの間にか100人を超える同盟のトップとなっていた。

最初の頃は楽しくやれていたように思う。
しかし、人数が増えると当然のことながらメンバーが他の同盟員と小競り合いをしたりするようになった。
俺は外交政策を用いて大きな同盟との衝突を避けながら、局地的な戦闘を少しずつ行って領土を広げていた。
しかし、俺がリーダーをやることに慣れていなかったのもあって、100人を超える同盟であったにも関わらずその局地戦に負けることもあった。

そして、人数が多くなるにつれて他の大同盟からも厳しい目を向けられるようになった。
あからさまにスパイとわかる人物を俺が間違って同盟に加入させてしまい、情報を垂れ流してしまったこともあった。
そして相変わらず局地戦では連敗が続いた。
でも、俺の友人A（リア友）と、この同盟の副将をつとめていたBは慰めてくれた。

他の同盟員も最初は慰めてくれたが、無能丸出しの行動が目立つ俺に不信感を抱き脱退するものもあらわれた。
次第に俺は同盟員から叩かれるようになり、責任を強く要求されるようになった。
小心者の俺はそれにストレスを感じるようになっていた。そして、ある時遂に裏切り者が出た。

裏切り者は、他の大同盟との戦争に直結するような戦争を一人で起こそうとしていた。
俺や他の同盟員は再三戦争を中止するように通達を入れたが、そいつは意味不明な言い訳（詳しくは忘れた）を言って戦争をやめようとしなかった。そいつへの対応が物凄くストレスで、結局その裏切り者を俺は同盟から追放した。そいつは強かったから、追放したくなかったんだけど。その一連の対応も遅くて、同盟員たちはますます俺に不信感を抱くようになった。叩かれるたびに、俺は頭を抱えた。

なんかどっかの伝説みたいｗ

そんなある日、俺はとんでもない作戦を思いついてしまった。
・リーダーには、同盟の盟主の座をいつでも譲渡することができる。
・リーダーの本拠地が攻撃されて落とされると、その同盟の同盟員は落とした人の配下扱いとなる
この２つのルールを利用して、

①まず俺が友人Aを同盟から追放
②Aの近くにいた幽霊部員に俺が盟主の権利を譲渡
③独立したAが幽霊部員（盟主になった）を攻撃
④俺とAはその作戦を見届けた後、アカウントを消してゲームから姿を消す

友人Aが幽霊部員を倒すことで、Aの配下に同盟員が下る、という作戦を打ちたてたのだ。俺自身が出兵してもよかったのだが、近くに幽霊部員がいなかったため、Aを動かすことにした。

頭脳戦だな

友人Aはそんなにログイン率も高くなくて、同盟の中では最下層の実力者だった。
そんなAに盟主の拠点を落とされ、その配下に同盟員たちが堕ちる。
俺の同盟員はみんな底辺の実力者だったAにひれ伏すのだ。
Aはこの作戦を面白がって快諾した。
そして、その日からＡは「打倒幽霊部員」のために急にログインし始め、軍備の増強を始めた。
俺はその日から「用事ができた」といってログインしてないふりをして、ROMった。いずれAの配下になるとも知らず、のんきに話す同盟員を見てほくそえんでいた。
そして、作戦実行の瞬間が訪れた。

みてるぞ

俺は全ての行動を起こす前に、副将だったBを追放した。
なんだかんだ味方になってくれていた彼を俺の謀反に巻き込むのはかわいそうだったからだ。
それをして、Bの安全を確保した上で順序どおりに行動を行った。
俺が突如Aを追放し、幽霊部員に権利を譲った。
俺がログインしていない（と思っていた）同盟員たちは驚愕して大慌て。
Aの軍勢が、突如として自分たちの盟主となった幽霊部員を襲ったのだ。
こういうゲームは、出兵から目標に到達するまで少し時間がかかるが、Aと幽霊部員は目と鼻の先、作戦成功は秒読み・・・のはずだった。

ここで俺の読み違えが発生した。
Aの軍勢が弱すぎて幽霊部員を一回で落とせなかったのだ。
Aは慌てて二番隊を送り込んだが、騒ぎをきいた同盟員がAの拠点へ総攻撃をかけたのだ。Aの二番隊が幽霊部員を攻撃するより先にAの拠点はあっさり陥落し、追撃ができなくなったことで作戦は失敗に終わった。

まあ当然俺は、もうこのゲームをやめるつもりだった。
だから、作戦が失敗しようがしまいが速攻でこのサイトのアカウントを消して、Aも消した。
作戦は失敗したが、あくまで同盟員たちは「幽霊部員」を守っただけ。
盟主が幽霊になってしまった以上は同盟からの脱退などのアクションが何もできなくなった（脱退や加入は盟主の許可なしではできない）。
俺の言うことをきかなかった同盟員に復讐したという点ではこの作戦は成功といえた。

俺はストレスになっていたゲームから離れて、気分が晴れた。
少し経ってから、あの同盟のその後が気になった俺はもう一つアカウントを作ってゲームにこっそり参加した。
聞き出してみると、Bが全ての黒幕として疑われていたそうだｗｗｗｗｗ
良かれと思ってBを追放したが、Bには悪いことをしたと思っている。

完

Bカワイソス

ネットゲーも人間関係めんどうなんだね

>>33
こういうゲームでリーダーなんかやるもんじゃないわ
まあ、みんな反発したのは俺の不手際によるとこが多いんだけどねｗｗｗ

こういうのは人数増えると本当に面倒になるよな。仲良くなった数人がまとめて抜けたりするし

自由にギルドから脱退できないのか？
ゲームの致命的な不備だな。

ちなみにそのゲームは程なくしてサービス終了した。
今はもう存在しない。
見てくれた人ありがとう

もうないならゲーム名言ってけよ

「しろつく大戦」な

乙